土肥先生インタビュー(3)

 

Q:ジュニアや高校生の受傷歴は、プロやトップチームでプレーする際に影響を及ぼしたりしますか?

A:捻挫や骨折、といった急性外傷においては、きちんと治療すればそれほど影響はありません。

問題となるのは、やはり慢性化したスポーツ障害。原因は使い過ぎだけでなく、誤った使い方を繰り返すこと。痛みや症状が軽減しても、誤った身体の使い方が治っていなければ、結局また同じところを痛めます。

 

Q:受傷してから復帰するまでにするべきことがあれば教えてください。

A:誤った身体の使い方を治すためには、やはり専門家をきちんと受診することです。スポーツ障害を専門とするスポーツ整形外科に行くことをお勧めします。アライメント(骨格や歪み)のチェックや動作分析などをきちんと行ってくれるところを探しましょう。

 

Q:トップや、より上のレベルの選手を目標としている子どもたちが、小さいうちからしておいた方が良いことや習慣などはありますか?

A:「自立」ということでしょうか。

最近は、診察に来ても選手本人や子どもたちがきちんと自分の身体について説明できない状況があります。

「どうしたの?」と聞くと、トレーナーの顔を見たり、保護者の方が説明を始めたり・・・。

痛みがあるのは選手本人。自分で自分の身体の事、プレーでの悩みなどをきちんと理解し、説明することが大切です。

誰かに頼り過ぎて、精神的な「自立」ができていない選手は、結局トップに行ってももう1つ上のレベルへ上がれないな、と感じます。そしてトップクラスの選手になればなるほど、誰よりも自分の身体についてはよく理解し、必要なケアも分かっていて、精神的にも「自立」しています。


親がなんでもかんでもしてしまうと、やはり「自立」した選手には育ちにくいのでは、と感じます。もちろん、サポートは必要ですが、練習や試合の準備を子どもの代わりにしたり、遠征の準備を親が全部したり・・・というのは、どうでしょうか・・・。

 

(談笑)

Q:靴紐を結んであげたり、とかもですか?

A:そうですね。。。(笑)


Q:スポーツでケガをしたわが子に、親ができるサポートはなんでしょう?

A:まずは、適切な処置をしてくれる病院に連れて行く、ということでしょう。そして、復帰までのきちんとした治療やリハビリプランを行うサポートをお願いしたいですね。

選手は早く復帰したいあまり、焦りがちです。ですが、復帰にはきちんとしたプランがあります。保護者の方も、お子さんを早くプレーに復帰させてあげたいあまり、復帰プランを短縮させたり、復帰を早めるよう求めてくる方もいます。

ですが、ここは医師やトレーナーの仕事です。保護者の方は良きサポーターとしてお子さんを支えてあげてください。

 

Q:ケガをしにくい身体作りとして、親ができる事などありましたら教えてください。

A:きちんとした生活の習慣づけ、が基本ですね。3食きちんと食べる、そして成長ホルモンの分泌がピークになる10時~2時の間には熟睡できているよう、きちんと寝させる、など。運動後のストレッチなども習慣づけるといいですね。

 

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