土肥先生インタビュー(4)

(よく聞くこれほんと?について)

 

◆成長痛◆


Q:特にケガをしたわけでもないのに、子どもがかかとや関節を痛がり、病院に行きレントゲンなどを撮っても異常がなく、「成長痛ですね」と言われた、という話をよく聞きます。そもそも成長痛は存在するものでしょうか?

A:存在はないと思います。筋肉が骨に付着する部位に痛みが起きたり、何かしら体にアンバランスな状況になっていることで、ある部位に負荷がかかり過ぎて痛みを引き起こす、とは考えられます

 

Q:存在はない、ということですが、実際痛みを訴える子供を目の前に、我々親は何ができるでしょうか?

A:痛みに共感してあげること(精神的な不安を減らす)、そして本人が楽になるケアをしてあげればよいと思います。冷やして楽になるなら冷やす、温めて楽になるなら温める、など。

 

◆熱中症◆

Q:熱中症は再発しやすい、という情報もありますが、本当でしょうか?

A:暑さへの耐性、というのは非常に個人差があります。(体格によって、など。例:肥満気味)暑さに弱いお子様であれば、再発しやすいと言えるでしょう。

 

Q:熱中症になった際、復帰への目安などはあるのでしょうか?

A:復帰の目安となるガイドラインのようなものはありません。合宿などで連日プレーをしなければいけないような場合、徐々に身体を動かしてみる、という方法をとることをお勧めします。別メニューで行う、という方法もあるでしょう。実際に体を動かしてみて、症状が出ないようなら少しずつ

強度を上げてみるようにするといいでしょう。


 

◆すり傷対応◆

Q:すり傷の対応は、最近では消毒液は使わない、ということのようですが、それは本当でしょうか?

A:消毒液は使いません。水でしっかり洗って、カバーします。

 

Q:そうなると、スポーツ現場の救急箱には消毒液はいらない、と言えるでしょうか?

A:言えると思います。国内であれば(海外であれば事情は違いますが・・・)、水道水でしっかり洗い、奥の砂や泥をしっかり洗いだせば十分です。その後、皮膚保護材(キズパワーパットのようなもの)でカバーすればよいでしょう。傷口が化膿してきたり熱をもってきたりする場合は、砂やごみが残ってしまっていることが原因だと考えられます。その際や砂やごみがしっかり落とせている自信がないときは、きちんと医療機関に行き、診察をしてもらいましょう。


さらにお役立ち情報!

◆RICEはもう古い?いまはPOLICE!

これまで、急性スポーツ外傷の手当の基本はRICE、もしくはPRICEでした。しかし最近では、POLICEにシフトしつつあるようです。

P:Protection

OL:Optimal Loading

I:Icing

C:Compression

E;Elevation

 

Q:OLとは何ですか?

A:Optimal Loadingの頭文字で、単純に訳すと「適度な荷重」という意味です。

 

***ここからはスポーツペアレンツジャパンで独自に検索いたしました***

Optimal Loading:急性のスポーツ外傷において、全く動かさないRestよりも、痛みが大きく起こらない範囲で、ケガをしてから早めに荷重をかけたり動かしていく、ということが実は細胞レベルの回復を促す、ということが分かってきたようです。

患部を全く動かさないよりも、なるべく早く「適度な荷重」をかけていく(もしくは動かしていく)ほうが治りが早く、筋力低下などを予防することもできる、というデータがあるようです。ただし、「適度な」というところがポイントで、動かしたり荷重をかけたりすることで痛みがかなり強くなるようなら、その強度は強すぎである、ということ、なので、保護者としては、まず専門家にきちんと確認してから始める方が良さそうです。

 

◆貧血は女子より男子が多い!気を付けて!

実は、運動を活発に行っている成長期のお子さんにおいて、貧血は女子より男子の方が多い、というデータをとることができました。特に、身長が伸びる時期、カルシウムはもちろんですが、鉄分が不足し貧血になりやすいと考えられます。

貧血は女子に多い、という常識を覆すこの結果。成長期の男子をお持ちの保護者の皆さんには、ぜひお子様に鉄分を多くとらせてあげてください。

そして、どうも動きが悪い、疲労感が取れにくい、という場合は貧血の可能性も視野に入れて血液検査を受けさせてみてください。

 

最後に・・・Best Sports Parentsを目指して!宣言をお願いします!

 
 

とにかく、保護者はサポートに徹する、ということですね。表に出るのではなく、縁の下(家庭)でしっかり子どもを支える、というのが一番だと思います。そして、お子さんたちには自立させてくださいね。

 

 


 

 

土肥先生、ありがとうございました!

 

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