専門学校社会医学技術学院

理学療法士/アスレティックトレーナー 原田長先生

 

 *原田先生ご紹介*

 早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒業

 専門学校社会医学技術学院 専任教員 

 東京都理学療法士協会 スポーツの理学療法委員会     

 早稲田大学米式蹴球部トレーナー

 理学療法士 /日本体育協会公認アスレティックトレーナー

 

 

<これまでのご経歴>

Q:原田先生のご経歴を簡単にご紹介いただけますか?

A:早稲田大学人間科学部スポーツ科学科在学中には、アスレティックトレーナーの第一人者である鹿倉先生の元、アメフト部で学生トレーナーをしていました。大学時代に社会人スタッフの中に理学療法士の方がいらっしゃって、こういったことを職としたいと思い、大学卒業後、夜間の専門学校(専門学校社会医学技術学院)に入り、昼間働きながら理学療法士の資格をとりました。

卒業後は一般病院でスポーツ外来のある施設に勤務し、トップレベルの選手から子ども、中高年のスポーツ愛好家の方まで幅広い方たちのリハビリテーションを担当させていただきました。

また、病院勤務以外に大学のアメフト部にアスレティックトレーナーとしても関わっていました。

5年間の病院勤務後、現職についています。ケガで苦しんでいる子ども達にきちんと対応できる理学療法士を増やしたいと思い教員になりました。

 

Q:原田先生は何かスポーツをされていたのですか?

A:私は高校までサッカーをしていました。アスレティックトレーナーの存在を知るまでは、コーチになりたいな、とも思っていました。

 

<現在のご活動について>

Q:専門学校でのお仕事以外に、ジュニアスポーツにおけるスポーツセーフティの活動にもご尽力されていると伺いました。どのような活動をされているのでしょう?

A:小学校での体育の授業や中学校での運動部のサポート、そして理学療法士の育成や学生の教育です。

小学校での体育授業では、ジュニア世代におけるスポーツとの関わり方、のような方面で協力できないか、と、教育委員会に話を持って行ったことがあるんです。その時、小金井のとある小学校の校長先生が興味を持ってくださって、研究授業の一環として、子ども達や先生方にジュニア期における身体の変化や、気を付けるべきスポーツ障害、その予防方法などをお話しさせてもらいました。

 

Q:その時の子ども達の反応などはいかがでしたか?

A:すごく呑み込みが早くて!学んだことを実践し、体の変化なども感じてもらったようで、その後も継続してくれているようで嬉しかったですね。

 

Q:そして中学校での運動部のサポートなどもされているのですね。

A:はい、たまたま知り合いの理学療法士のところに中学校のバスケットボール部の顧問の先生がご自身のケガでかかっていらっしゃったのですが、「うちの子ども達も見てくれないか」、という話になったそうです。ただ、その理学療法士の先生は病院勤務で、なかなか平日の午後に出ることが難しい、と。そこで僕に声をかけてくださったんです。

そのようなご縁で去年から、公立中学校の女子バスケ部に関わらせていただいています。来月からはその中学校の運動部全体をサポートすることになりました。

 

Q:学校の運動部のサポートに興味を持っているアスレティックトレーナーの方も多くいるのでは?と思うのですが、外部の人間が学校、特に公立の学校に入っていく、というのはかなりハードルが高そうです。その点について原田先生からなにかアドバイスがあればお願いします。

A:逆の立場になって考える、という事がまず1つだと思うんです。

 

Q:と、言いますと?

A:私は病院勤務している頃から学校の運動部サポートのようなものに興味はあったのですが、学校側としては、どこの誰とも分からない人間をいきなり学校に入れる、というのはかなり難しいと思うんです。

今回私が中学校のサポートをさせていただくことになったのも、ご縁もありますが、学校の教員をやっている人間だから、というのも1つ理由としてあるのかな、と思っています。

 

Q:校長先生の許可を得たのは、原田先生だったのですか?

A:いえ、まず最初はバスケ部の顧問の先生が、校長先生に掛け合ってくださったんです。それは本当にありがたかったですね。加えて校長先生もバレー部の顧問をされていたそうで、そういう面でもかなり話がスムーズに進んだようです。

 

Q:なるほど。では、逆にアスレティックトレーナーに来てほしいな、と思っている運動部関係者の方々は、どこで探せば良いでしょう?日本体育協会ですか?

A:それは・・・難しいですね。今はまだ個人のつてをたどるしかないのかもしれません。

 

Q:そして、理学療法士の育成、ですね。

A:はい、子どものスポーツ外傷・障害に対応できる理学療法士の育成はとっても重要だと思っています。そして授業以外でもそういったスポーツの理学療法に興味のある学生の教育を行っています。サークルの形で活動しているのですが、今年卒業した学生の中には、今の私の活動を手伝ってくれたり、自分の母校で子供のサポート活動をしています。

 

Q:トップレベルのスポーツではなく、ジュニアや安全面の向上に貢献したいと思われたきっかけ、のようなものはありますでしょうか?
 
A:病院勤務のときに、小学生、中学生に関わることも多かったのですが、大抵、重傷化して病院に来る子たちが多かったんです。
もっと早く来ていれば、長期間プレーしてはいけないという状況をさけれたのに・・・と感じることも多々ありました。
高校生や大学生が子供の頃の外傷障害に対する対応が不十分だったため、後遺症が残っていて思うようにプレーできないということもたくさん見てきました。それらの経験が影響しているのかもしれません。
 

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