谷 諭 医師インタビュー

(スポーツ活動中における頭部外傷について)

 

<谷 諭先生 ご紹介> 

東京慈恵会医科大学 脳神経外科教授

日本脳神経外科学会評議委員

日本脊髄外科学会理事

日本臨床スポーツ医学会 評議委員

日本ボクシングコミッション理事

日本サッカー協会 医学委員

 

 

 

スポーツ活動中における頭部外傷、特に「脳震とう」についての権威、谷先生にお話を伺いました。

谷 諭 医師インタビュー

谷医師インタビュー(脳震とうについて)①

2014年05月14日 05:58
  Q:一般の人が「脳震とう」について参考にすべきもの、もしくは情報を教えてください。 A:我々、臨床スポーツ医学会の脳神経外科部会が出しているこちらを参考にしていただければと思います。 「スポーツ現場における脳震とうの評価」 これは一般の人も自由にダウンロードできます。   Q:「脳震とう」は何が怖いですか? A:頭に強い衝撃を受け、外傷を受けると頭の中で出血していることもある、ということ、ですね。これは「急性硬膜下血腫」というのですが、これは致死率が約40%くらいあるんです。これが怖いですね。 ですから、それが起きているか起きていないか、をすぐに知らなければいけないわけです。 しかし、じゃあ私がサッカーグランドにいて急性硬膜下血腫が起きているかどうかその場で診れるか?というと、それはできないんです。だから、少しでもその可能性があるならすぐに病院、脳神経外科があると

谷医師インタビュー(脳震とうについて)②

2014年05月18日 17:11
  Q:スポーツ活動中に頭を打ったり、大きく揺さぶられたりして、でも症状も軽く、とりあえず様子を見ようかな?という時、何分くらい様子をみればよい、というような指針はありますか? A:何分、ということではなく、脳震とうかな?と思ったらその日はやめた方が良いです。   Q:では脳震盪の症状のチェックをし、バランステストもし、何も問題がなければプレーに復帰可、ということでしょうか? A:それで良いと思います。脳震とうの症状もなく、バランスも問題なければ脳震とうではないんだね、という事でプレーに参加させて良いでしょう。   Q:頭部を外傷し、子供が頭痛を訴えてきた場合、市販の頭痛薬を与えても良いですか? A:それはダメです。頭痛薬、というのは症状の原因を取るものではなく、症状を楽にするもの、なんです。頭痛、というのは頭の中での出血を起こした時の「警報」の役割を果たして
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