3)成長痛について

2014年03月06日 13:27

子どもが夜中、急に関節周辺を痛がったら・・・、「これって成長痛?」と疑問に感じたら・・・

また、どんな対応をすればよいか、迷ったら・・・ 

子どものスポーツ障害を扱う上で、避けて通れない、「成長痛」ですが、アカデミーでは成長痛についてあまり詳しくは扱っていません。

トレーナーや保護者、そして指導者はお医者さんではありませんので、"痛み" に関しては、安易に「これは成長痛だろう・・・」「これはスポーツ障害かな・・・」 と判断すべきではありませんし、体の痛みの原因については、医師のみがその詳細について知りうる、と考えているからです。

しかし現状は、医師によって、また様々な本や医学的なHPを調べても、かなり ”ごちゃまぜ” な情報が氾濫していています。
 成長痛=骨端症である・・・
 成長痛は骨端症とは分けて考えるべき・・・
 成長痛は、実は 子どもの "甘えたい" 気持ちの表れである・・・

などなど、医師によっても意見は様々・・・。

多くの情報で共通しているのは、成長期の子どもにおける原因不明(レントゲンやMRI、血液検査などでも異常を見つけらない)の、一過性の痛みを総称して、「成長痛」と呼んでいる傾向がある、ということ。

一過性のもので、しばらくすれば痛みがなくなる、とは言うものの、日常をともにしている保護者の方々の立場を考えますと、実際、夕方から夜中、そして明け方にかけて、目の前にいる子どもが突然、
「い、痛い! 痛いよ~!!」と泣いて痛がるのは事実ですし、(忙しく、そしてとっても眠たい時間にその叫びがくる!) それが2~3日、我慢強い保護者の方でも1週間続くと、さすがに、「ホンとに成長痛?」「この痛み、どうにかしてあげられないの? 」「アイシング?それとも温める?湿布?え?何?どうする・・・?」

と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで、まだまだ研究の余地がある、「成長痛」もしくは、成長期の子どもに突然起こる、一過性の強い痛み、 について、保護者としてできること、いくつかお話します。

絶対的なものではありませんが、参考になれば幸いです。

以下参考までにQ&A でご紹介します。

Q:まず、「成長痛」ってなんなの?
 成長期の子どもに起こりやすい、関節周辺における一過性の痛み、というのが一般的な解釈のようです。

日中には痛みはなく、夕方から夜中にかけて、多くは下肢に痛みを訴える。ただし、「成長痛」という名前の疾患がそもそも存在しない、という医師もいます。 

Q:原因はなに?
 骨の成長に筋肉が追いつかず、その緊張が関節にもたらされて痛みが出る、という説や、日中動き回ってその疲労が夕方に出るから、という説、また、子どもの生活環境に変化が生じ、心理的な要因が重なったためという説など、様々です。

Q:子どもが痛がったらどうすれば?
 まずは、保護者の方が勝手に「成長痛だから、しばらくすれば大丈夫よ…。」と、判断しないことです。 特に、スポーツ活動をしている子どもであれば、実際成長軟骨に異常がある場合も考えられます。(スポーツ障害)

ですから、まずは
1)医療機関を受診し、 
2)骨やその他の組織に異常がないかを調べてもらい、
3)その後の対応方法について詳細に説明してもらう。

というのが基本です

そのうち、3)についてがポイントになりますから詳しくお話します。

・子どもが痛がった際、どのような対応をすればよいか聞く。
・そもそも、炎症や腫れがないため、湿布などは効果はない、と判断されがちですが、例えば筋肉痛を軽減する目的のマッサージクリームなどには、メンソールなどの成分が入っていて、それを塗るとスースーして多少は痛みを紛らわせることができるかもしれません。

そのような、市販のマッサージクリームを塗っても良いか、または湿布などはどうか、などを聞いてみましょう。

スポーツ活動を行っているお子さんの場合、その事を告げ、スポーツ障害などの疑いはないか、確認する。

・「うちの子はスポーツを毎週激しく行っていまして・・・成長期の子どもに見られるスポーツ障害、ということはないでしょうか?」など、聞いてみましょう。スポーツ活動を行ってよいか、確認します。

・夜に痛みがあっても、次の日に痛みがなければ練習や試合に参加しても良いのか、また、運動後にアイシングなどの手当てはしたほうがよいのか、運動を行う際に注意事項などはあるか、聞いてみます。

Q:成長痛とスポーツ障害の見分け方はあるの?

素人判断は禁物です。3日以上痛みが継続していたり、痛み方が尋常でなかったりしたら、まずは医療機関へ。(整形外科、スポーツ整形)

Q:成長痛って予防はできるの?

原因が不特定なため、予防は難しいといわれています。
様々な情報が錯綜していますから、1つの情報に固執せず、広い視野を持ってまずは信頼の置けるお医者さんに診てもらう、ことをアカデミーとしてはお勧めいたします。