7)運動誘発性喘息

2013年10月21日 13:28
寒さも増している冬の時期、子どものスポーツ活動中にちょっと気をつけたい運動誘発性喘息” 。
 
原因は色々あるでしょうが、喘息を持ったお子様は非常に多いですよね。
 
”うちの子、この前小児科行ったら喘息ですね、って言われちゃった!”
 
”あ!うちも!
 
”私も!”
 
・・・なんて会話が未就園児のお母さん達の間でも多く行われていたり・・・
 
ヒューヒュー、ゼーゼーと苦しそうにしていると、親のこちらも苦しくなってしまいます…。(代われるものなら代わってあげたい!)
 
しかし、成長とともに体力がついたり、気管支が丈夫になってくると、発作の回数も少なくなり、屋外での運動にも好んで参加されているお子様も多くいらっしゃいますよね。
 
ただし、寒い時期、しばらく安定していた喘息の症状が運動すると悪化することがありますから、ちょっと注意してあげてください。
 
また、お子様を指導されているコーチの方々も、この”運動誘発性喘息”についてある程度の知識を持ち(もちろん入部前に全てのお子様のメディカル面をチェックしていると思いますが…アレルギーや喘息の有無など)、
 
間違っても
 
”なにタラタラ走ってる!根性が足りん!気合入れて走れ!”
 
・・・なんていうことがないようにして欲しいものです。
 
Q: 運動誘発性喘息って何?
A: 運動開始直後、運動中、もしくは運動終了後10分前後に喘息の発作を起こすものです。 また、運動12時間後(例えば午前中に練習をして、その日の夜)に喘息の症状が起こることもあります。
特に、寒い時期の運動時に起こることが多いといわれています。
 
Q: どんな症状?
A: 運動中やその後に乾いた連続した咳をしたり、喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューという呼吸音)がしたり、呼吸困難、などが主な症状です。
 
Q: 原因は?
A: 運動により呼吸数が増えることにより、気管の水分が奪われたり、低気温によって冷たい空気を吸い込み気管が刺激されて喘息の発作が起こる、と言われています。
 
特に冬の空気は冷たい上に乾燥していますから、余計に刺激されるといわれています。
 
Q: 予防策はあるの?
A: まずは、かかりつけの小児科にて寒い時期に運動をする際の注意点などを確認しておきましょう。冬の練習時毎回発作がでるようなら、薬の服用方法、運動量、運動内容などについても細かく確認しましょう。
 
普段の練習時にできる予防策としては、マスクを着用したり、口ではなく鼻呼吸を心がける、ウォームアップの時間をたっぷりとる、など。
 
ネックウォーマーを口まで上げてマスク代わりにする、という手もあります。
 
ちょっと呼吸が苦しいかな・・・という場合、手袋を両手にして口を覆い、それを通して呼吸をしたり、タオルで口を覆って呼吸をしたりするのも効果があります。
 
ウォームアップも、10分~15分継続してジョギングをする、というよりは、乾いた空気を続けて吸い込まないよう、インターバル形式のウォームアップ内容も取り入れる、なども効果的なようです。
 
Q: 親ができることは?
A: 喘息のお子様が一番に勧められるスポーツはおそらく水泳かと思います。湿度の保たれたプールでは喘息の発作は起きにくいからでしょう。
 
しかし、年齢が上がり水泳以外のスポーツにも興味を持ち始めてきたら、まずはかかりつけの小児科にてアドバイスをもらいましょう。
 
→日常生活で喘息の症状が安定してきたとしても、”もう少し年齢が上がるまで待った方がいいでしょう”、と言われることもありますし、かなりハードな練習をするチームであれば、入部したものの練習についていけずに退部…ということもあります。
 
球技に限らず、スキー、スケートなどの寒い場所でのスポーツなどへの参加に際しても同様です。
 
まずは医師に相談を!
 
→チームに入部したからあとはコーチに任せた!というのではなく、運動時に注意しておいて欲しいことなどがあれば、コーチに伝えておきましょう。
 
親も”大丈夫でしょ・・・”と練習に出させ、コーチも ”聞いてなかった、知らなかった”とハードな練習メニューを課していては、一番負担のかかるのは子ども本人であること、忘れないようにしましょう。
 
Q: 指導者ができることは?
A: 喘息の子に限らず、入部してきた子どもの体調チェック、メディカルチェックは必ず行うようにしましょう。
 
簡易的なもので良いと思います。アレルギーの有無や、運動に際しての注意点など親御さんから聞いておきましょう。
 
知っているのといないのとではその後の指導方法が全く違ってくると思います。子どもを預かる上で、最低限行うべきものであると思います。
 
うちの子は喘息だから競技スポーツはできない・・・ という訳では決してありません。
 
意外にも、トップアスリートの中には喘息持ちの選手は多くいます。
 
有名なところでは、オリンピックメダリストの清水選手(スピードスケート)でしょうか。
 
ちょっと前の選手では 水泳の千葉すず選手もそうですし、サッカーJリーグの選手やプロ野球選手にも喘息を上手くコントロールしながら競技生活を送っている選手は多くいます。
 
喘息をコントロールしながらのスポーツ参加についてこんなサイトがありますのでご紹介します。
 
<link:http://zensoku.jp/index.html>Zensoku.Jp</link> 
 
勇気をもらえます!