11)ケガはどうやって治るのか?

2013年10月21日 17:51
ケガをすると、身体はすぐに反応しますよね。
 
まず、「痛い!」と感じ、痛いところを見てみると、腫れがあったり、変形があったり・・・
 
どこを受傷したかはあまり関係なく、痛みとともに”腫れ”が出てきて、コレがいわゆる”炎症”という第一反応です。
 
スポーツ活動で多い”捻挫”や”打撲”はどのように修復していくのでしょうか。これを知っておくと、何故アイシングが大切なのか、ケガから復帰までの適切なリハビリの重要性が理解できると思います。
 
<ケガの修復過程>
◆炎症過程(急性期)・・・いわゆる”腫れ”という炎症過程は、ケガ後数分で始まり、約3~4日続くとされています。この炎症の症状の主なものは、腫れ、痛み、発赤(ケガの部位が赤くなる)、受傷部位の熱などを伴います。
 
靭帯や腱、筋肉などの組織が受傷すると、たくさんの細胞が壊され、血管が収縮し、血流が減少します。その数分後には血管拡張のために血流が増加し、これが血腫の原因となります。
 
この急性期では、細胞の崩壊・血管の拡張・他種の細胞を引き寄せて健康な細胞をも影響を与えるということが確認されています。
 
そのため、いち早いRICE処置が必要なのです。
         
◆消炎期(治癒期) ・・・ 3~4日の急性期が終わると、腫れも落ち着き、各組織が移動を始めて新しい組織を生み出す準備を開始し、組織修復が始まります。 この頃になると、最初の炎症期のような激しい痛みはなくなります。
 
◆再生期(修復期) ・・・ 腫れが引き、治癒の準備ができると組織は再生&修復を始めます。これがこの再生期=修復期です。筋肉や腱、靭帯などの組織は、瘢痕(傷の痕)組織を形成しながら治癒していきます。 その瘢痕組織は受傷後3~4日後から形成を始めるとのこと。
 
また、受傷後の毛細血管はケガから2~3日で修復を開始し、新しい血管を形成していきます。この段階は約4ヶ月も続くことがあるそうです。
 
そして、新しい組織が強い構造(ケガの前の正常な構造配列)を形成するためには、ある程度のストレス(運動)が必要なことから、”適切なリハビリ”がとっても重要になってくる、というのが分かると思います。
 
配列が乱れた組織を正しい方向に導いていく、ということがアスレティックリハビリテーションを行う目的の1つであるのはいうまでもありません。
 
ケガから復帰までのおおよその日数ですが、これはケガの重症度やその種類や部位によって異なります。
 
(参考文献:テキスト版 アスレティックトレーニング 現場におけるケガの判断と対応、指導者の責務 Book House HD社)