12)オーバートレーニングには気を付けて!

2013年10月22日 15:46
皆さまのお子様の週間スケジュール、ちょっと確認してみましょう。
 
月・水・金・・・ Aチーム   
火・木  ・・・ Bチーム   
土・日  ・・・ もちろん試合!
 
なんてことになっていませんか?!
 
2つ3つ、まさか4つ?!のチームを掛け持ち・・・ なんていうお子様、いらっしゃらないでしょうか?
 
こっちのチームはコーチがいいし・・・
 
あっちのチームは芝生&ナイター設備完備で練習できるし・・・
 
仲良しのお友達は向こうのチームだし・・・ 
 
もしくは、月・水・土はサッカー、火・日は野球、空いている日は水泳やドッヂボールや塾・・・
 
チームをいくつも掛け持つことや習い事を多々行うことについては、各ご家庭で状況は様々でしょうから特に深入りしません(…かといって推奨しているわけでは全くありません!)が、キッズスポーツトレーナーとしては、お子様の身体が心配です。
 
お子様は、オーバートレーニング症候群、の症状はないでしょうか?
 
お子様は、慢性的に疲労を感じていませんでしょうか?
 
身体の部位で痛みを感じているところはありませんか?(腰、肩、肘、膝、すね、かかと…など)
 
◆オーバートレーニング症候群って?
 
過度のスポーツ活動により、疲労がとれずに様々な症状がでてくることです。
 
◆どんな症状なの?
 
運動を積極的に行っている人が、慢性的な疲労はもちろん、頭痛、腹痛、食欲不振、微熱、息切れ、不眠(眠れない、寝つきが悪い、寝起きが悪い)、体重減少、倦怠感、集中力がない、感情の起伏が激しい、等の症状が継続してある状態です。
 
その全てが一気に起こるわけではなく、上記の症状の1つが継続して現れていれば、オーバートレーニングを疑います。
 
 
◆原因は何?
 
スポーツ活動による疲労が回復しないうちに、運動を継続してしまうのが主な原因です。
 
その他には、
 
・過度なトレーニング・・・運動能力や年齢に相応しくない練習内容やトレーニング内容
 
・過密なスケジュール・・・試合のスケジュールや練習日程が過密で休みがない
 
・休息や栄養不足、精神的なストレスも原因になります。(親や指導者のプレッシャーなど)
 
 
◆何か目安になるものは?
 
トレーニング強度が強すぎるかどうかの確認方法としては以下のようなものがあります。
 
1:運動中止後10分経過しても息切れが続く
 
2:運動中止後10分経過しても脈拍が100/分以上である
 
3:運動後、吐き気や腹痛がある
 
4:運動後の夜、寝つきが悪い、その翌日は目覚めが悪い
 
(参考文献:日本体育協会 アスレティックトレーナー養成講習会教本)
 
 
◆私達(ママたち)にできることは?
 
まずは、普段のお子様の様子を注意深く見てあげてください。(食欲、睡眠、顔色・・・)
 
そして、お子様の週間スケジュールを再チェックしてみてください。
 
スポーツの習い事は週に3~4回だから・・・ということではなく、その他の習い事が休みなく全ての曜日に入っているようなことはありませんか?
 
精神的なリラックスができないと、それもオーバートレーニングの原因になります。
 
せめて、週に1日は何もしない、”休む日” を作ってあげてください。習い事も、何もない日、です。
 
また、疲労感と早朝(起きてすぐ)の脈拍は比例関係にありますから、 ”あれ?”と思うことがあったら、毎朝のお子様の脈拍を測ってみてください。
 
小学生の1分間の平均脈拍数は 80~90です。 疲労があると、脈拍は増大します。
 
オーバートレーニングの症状があるみたい・・・?どうしたら? もしくは、良くわからないけど最近疲れてるみたい・・・?というときは?
 
まずは、よくわからないまま放置しないことです。しばらくは練習を中止させ、休養をとらせましょう。 そして、できれば医師の受診をお勧めします。(スポーツドクターが良いでしょう。)
 
オーバートレーニングの症状が進み悪化すると、 ”うつ症状” に似た兆候がみられることもあるそうです。軽視は危険です。
 
やればやるほど強くなる! わけでは決してありません!
 
適切な運動量とその内容、そして適切な休息があってこそ、身体は強くなるのです。 激しいスポーツ活動で傷ついた筋肉は、回復するのに24時間~48時間かかります!
 
まだまだ可能性を秘めたジュニア世代のお子様達に、どうか無理をさせないでください・・・
 
オーバートレーニングや慢性疲労によるスポーツ障害は、周りの大人のちょっとした”気づき”で予防できます!