16)PHV 成長速度とトレーニング

2013年10月22日 15:49
PHV: Peak - ピーク  Height - 身長  Velocity - 速さ
 
の頭文字をとったもので、身長の発育速度ピーク年齢 を表します。
 
つまり、人間の身長発育が最も盛んになるピークはいつか、というもの。
 
1年間に一番伸びる年齢は何歳か。もちろん、第一次成長期、の赤ちゃんの時期が一番伸びるのですが、ここでお話しするのは、第二次成長期のピークについて。
 
例えば・・・
 
12歳の頃の身長から11歳の頃の身長を引くと、1年間にどれだけ伸びたか、というのが出ますよね。(月はあわせてください。)
 
11歳の4月の身長 - 10歳の4月の身長 = 5cm
 
12歳の4月の身長 - 11歳の4月の身長 = 8cm
 
13歳の4月の身長 - 12歳の4月の身長 =3cm
 
だとすると、12歳がピーク、ということになりますね。あくまで、13歳以降の伸びが12歳を超えなければ、の話ですけど。。。
 
平均的に、男子より女子の方が早く、女子は11歳前後、小5~小6くらい男子は13歳前後、小6~中1くらい。
 
あくまで平均なので、個人差はあります。
 
このピークを過ぎたら身長が伸びない、ということではなく、
 
FHA=Final Height age (最終身長年齢)・・・1年間の身長増加が1cm未満となった時点
 
まで、身長は伸びるのですが、ピーク後はスピードは落ちていく、ということ。
 
で、そのPHVがどうトレーニングに影響するのかというと、身長が伸びる、ということは骨が縦に伸び、それに伴って腱や筋肉がグーんと引っ張られる、ということですね。そしてそのスピードが一生涯の中で一番速い、と。
 
ということは、筋肉が緊張しているので、当然柔軟性は落ちます。柔軟性が落ちているので、通常以上にストレスがかかります。
 
それは、筋肉だけでなく、腱や、腱の付着部の骨にも、です。
 
ですからこの時期に、あまり負担のかかるトレーニングをしてしまうと、スポーツ障害を引き起こしやすくなる、ということなんです。
 
身長だけでもチェックしてみると、ちょっと運動量を抑えようかな、負荷をかけないように注意しようかな、ストレッチを長めにさせようかな、運動前後のケアをしっかりさせようかな・・・
 
という意識ができると思います。
 
成長期の子どもに対してのスポーツ指導は、大人とは違う重要な体の変化がある、ということを念頭に行わなければいけない、というのが理解できるかと思います。