代表より

スポーツペアレンツジャパン代表の村田です。

 

私は、2008年、自身の息子の少年サッカーチーム入団をきっかけに立ち上げたキッズスポーツトレーナーズアカデミーでの活動を通じて、子どもたち(特に小学生などのジュニアチーム)のスポーツ現場において、多くは保護者やボランティアコーチが迷いながらもトレーナー的な役割(ケガの手当や救護など)を担っていることを知りました。

しかし、その方法について保護者達にとって分かりやすい言葉で、スポーツで起こるケガの対処法や予防法、現場での準備や安全体制構築、家庭でのケア方法について説明されている情報ページを見つけるのは難しく、保護者の多くは良く分からないまま行っていたり、間違った手当てがまかり通っていたり、もしくは良く分からないし、たいした怪我もしないだろう、と全く何もしていないチームも多々あることも耳にしてきました。

 

親は、子どものプレーにおいてとやかく口をだすべきではありません。しかし、スポーツがわが子にとって良い経験となるよう、間違ってもスポーツで重度の障害を負ったり、命を落とすことがないよう心から願っていますし、まさかそんなことがわが子に起こるなどとは想像もしていません。

 

保護者の多くは子供たちが安全に、そして健全にスポーツ活動できるよう、親としてできることは何か?と模索していたり、チームやコーチたちの手助けをしたいと思っています。

しかし、どこまで口を出すべきか、また何が正しいやり方なのか分からない、と困ったり悩んだり、出しゃばってはいけないと躊躇しているのです。

 

ほとんどの親はチーム運営や子どものスポーツ参加に対して協力的で肯定的に接している反面、一部の誤った関わり方をする親についても最近は問題になりつつあります。

子供のプレーに対して口うるさく怒鳴りつける親、選手起用についてコーチに文句を言う親、マナーや常識が欠けていてチームの和を乱す親、我が子だけが良ければそれでいい、という自分勝手な親。。。

子どもたちがスポーツを心から楽しむため、その子供を支える保護者に対しての情報が足りな過ぎるのでは?

 

そう思いました。

 

そこで、海外に目を向けてみると、スポーツ活動をする子供をもつ親、のことを「Sports Parents=スポーツペアレンツ」と呼び、一般的に定着していることを知りました。

 

試合や練習における親のマナー、家庭やスポーツ現場でのサポート方法のポイント、コーチやチームとの関わり方、スポーツ外傷やスポーツ障害のケア、を分かりやすく説明しているサイトもありました。

 

「日本にもこんなサイトがあったら!」 

 

加えて、アメリカでは学校での子どもたちの安全なスポーツ参加のため、アスレティックトレーナーの常勤システムを保護者の力でプッシュする活動も盛んに行われていました。

 

アスレティックトレーナーは、スポーツ現場における安全管理や選手たちの心身のケアのプロフェッショナルです。

 

私自身も短いながら、トレーナーとして活動していた時期もあり、確かに、アスレティックトレーナーが学校に常勤してくれたら親としてどんなに心強いか!と思いました。

 

しかし、現在の日本において、アスレティックトレーナーの知名度はまだまだ低く、私の周り(ママ友や少年団の父母、セミナーを受講して下さった方々)でその存在を知っている人はほとんどいませんでした。

 

子どものスポーツ現場、特に国内の学校における部活動の安全体制は、まだまだ十分ではありません。アスレティックトレーナーが常勤する体制は理想ですが、現実としては、まず部活動の安全体制構築のため、顧問や指導員の資格制度や必須の講習受講のようなものも必要なのでは?と思っています。

 

学校の先生方は、多忙の中、ほぼボランティアで、経験もない種目の顧問も任されることもあるようですが、生徒のために一生懸命指導してくださっている方がほとんどである、ということは理解しております。

しかし、一方で、勝利至上主義に走り過ぎ、子どもたちの教育から外れ、死亡事故や重度の外傷事故、体罰事件が起きているのも事実です。

 

そしてその数は意外に多いのです。

 

スポーツペアレンツジャパンでは、部活やスポーツで尊い命を落としてしまった、奪われてしまったお子様や重度の障害を負ったお子様の保護者の方から、直接お話を伺う活動も同時に行っていきます。

 

その目的は、意識改革です。

 

現実に起こったことを知ることで、実際に事故や事件に遭われたお子様の保護者の方からお話を伺うことで、意識が変わります。そして次に、自分でできる事は何か?を考え、行動に移すことができます。

 

子ども達を守るために。

 

国内におけるスポーツペアレンツにとって役に立つ、そして正しい情報を発信することで、「誰か」が「何か」に気付き、子供たちのより安全で健全なスポーツ環境構築のための行動のきっかけとなれば・・・。

 

そういう思いで、スポーツペアレンツジャパンを立ち上げました。                                                                                        

全ては保護者目線。

 

◆スポーツ活動をする子供をもつ保護者(スポーツペアレンツ)にとっての正しくそして分かりやすい情報を発信

◆子どもたちが安心してそしてスポーツ参加を心から楽しめるようサポートするポジティブな保護者像の確立

◆中学校以上の学校におけるアスレティックトレーナーの常勤制度の後押し

◆部活動指導においての、指導者資格制度や認定制度の後押し

◆スポーツ事故や事件撲滅の啓蒙活動

 

これらを主軸に、活動を広げていきたいと思っています。                         

 
 
皆さまの応援、よろしくおねがいします。
 

スポーツペアレンツジャパン代表

村田 一恵

 

代表経歴

 

JISSスポーツドクターの土肥先生と